切手の買取は郵便局でできる?交換の手数料と5社の条件
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使わなくなった切手を郵便局の窓口に持っていっても、お金には換えてもらえません。郵便局でできるのは、手数料を払って別の切手やはがきに換える「交換」だけです。現金にしたいなら、切手を買い取る業者に売ることになります。
このページでは、日本郵便の案内と内国郵便約款(郵便の決まりを定めた日本郵便の約款)で交換の決まりを確かめ、切手を買い取る5社の公式ページで買取の条件を比べました(2026年9月24日確認)。業者の買取率の数字は日ごとに変わるうえ、業者自身が決めて出している値なので、このページには載せていません。
郵便局は切手を現金にしない
日本郵便のよくある質問は、切手を買いすぎたときの払戻しについて、こう答えています。
現金での払戻は行なっておりません。
代わりにあるのが交換です。日本郵便の「書き損じはがき・切手の交換」のページは、こう案内しています。
書き損じたはがきや郵便書簡、特定封筒(レターパック封筒およびスマートレター封筒)やご不要になった郵便切手等は、所定の手数料をお支払いいただければ、下記の表のとおりのものと交換することができます。
もとになる決まりは、内国郵便約款46条1項です。
汚染し、若しくはき損されていない郵便切手又は料額印面の汚染し、若しくはき損されていない郵便葉書、郵便書簡若しくは特定封筒は、これをその郵便切手又は郵便葉書、郵便書簡若しくは特定封筒の料額印面に表された金額により切手類と交換することができます。
額面(切手に印刷された金額)のぶんだけ、別の切手類に換えられるということです。汚れたり破れたりした切手は、交換にも使えません。
汚れたり、き損した郵便切手や料額印面(はがき、郵便書簡や特定封筒(レターパック封筒およびスマートレター封筒)の料金を表す部分)は無効となりますので、ご注意ください。
交換の手数料は1枚6円から
手数料は、日本郵便の国内の料金表(手数料)のページで次のとおりです。
| 交換に出すもの | 99枚までの1枚 | 100枚以上の1枚 |
|---|---|---|
| 郵便切手・通常はがき | 6円 | 13円 |
| 往復はがき・郵便書簡 | 12円 | 26円 |
| レターパック・スマートレターの封筒 | 55円 | 78円 |
| 10円未満の切手・通常はがき | 合計額の半額 | 13円 |
100枚以上の単価になるかどうかは、1回に出す枚数の合計で決まります。
1回当たりの交換請求における無料交換(服喪による年賀葉書の交換等)を除いたすべての券種の枚数を合算して、100枚以上となる場合に限ります。
たとえば84円切手を50枚出すと、額面4,200円ぶんの切手やはがきを受け取れて、手数料は6円の50枚分で300円です。手数料は額面から引かれるのではなく、別に払います(約款46条3項)。
表の金額には消費税が入っています。約款41条は、手数料も「料金」に含めています。
郵便に関する料金は、郵便物の料金、特殊取扱の料金及び手数料とし、その額は、料金表に定めるところによります。
そして料金表の通則が、料金は税込だと定めています。
料金には、消費税(地方消費税を含みます。)が含まれています。
2026年10月1日の約款の改正で出された料金表の新旧対照表には、交換の手数料の変更は入っていませんでした。
記念切手を出しても、額面どおりの交換になる
交換の表では、普通切手を出しても特殊切手を出しても、受け取れるのは普通切手・はがき・郵便書簡・レターパックなどの封筒です。特殊切手や、年賀はがきのようなくじ付きのはがきには換えられません。特殊切手に何が入るかは、案内のページにあります。
特殊切手は、各種行事その他を記念する等特殊の目的で随時発行する郵便切手のことで、グリーティング(シール式)切手、年賀切手、寄付金付きお年玉付き年賀郵便切手、ふるさと切手およびフレーム切手を含みます。
約款46条1項のとおり、交換は額面で行います。古い記念切手に額面より高い値が付くことがあっても、郵便局の交換ではその分は数えられません。
書き損じたはがきも同じ窓口で交換できますが、年賀はがきの扱いなど、はがきにだけある決まりがあります。このページでは切手に絞りました。はがきの交換は書き損じはがきの交換で扱っています。
切手を買い取るのは古物商
古物営業法2条1項は、「古物」をこう定めています。
この法律において「古物」とは、一度使用された物品(鑑賞的美術品及び商品券、乗車券、郵便切手その他政令で定めるこれらに類する証票その他の物を含み、大型機械類(船舶、航空機、工作機械その他これらに類する物をいう。)で政令で定めるものを除く。以下同じ。)若しくは使用されない物品で使用のために取引されたもの又はこれらの物品に幾分の手入れをしたものをいう。
郵便切手は名指しで入っています。郵便局で買った未使用の切手も、使うために取引された物として古物に当たると考えられます。そのため切手を買い取る商売には、公安委員会の許可が要ります(同法3条)。
今回の5社は、許可番号を公安委員会の一覧で照合しました。やり方は古物商の許可番号の調べ方と同じです。ただし許可は、古物を売り買いしてよいという事実です。買取の条件がよいことまでは分かりません。
開いた5社と、受け付ける方法
開いたのは、金券ショップのアクセスチケットとチケットレンジャー、大黒屋、それに品物をまとめて買い取るバイセルとエコリングです。
| 業者 | 受け付ける方法 | 本人確認 |
|---|---|---|
| アクセスチケット | 店頭・郵送 | 郵送は1万円未満でも要る |
| チケットレンジャー | 店頭・郵送 | 郵送は会員の昇格に要る |
| 大黒屋 | 店頭(郵送は終了) | このページには無かった |
| バイセル | 出張・宅配・店頭 | 宅配はSMSのリンクで確認 |
| エコリング | 店頭・出張・宅配 | 金額に関わらず要る |
大黒屋は、チケット買取センターのページでこう知らせています。
チケット郵送買取は終了いたしました、金券類の買取のお問合せは直接店舗までお願いします。
同じページの普通切手の行は、額面ごとにどれも「店舗問合せ」でした。
シートとバラで扱いが変わる
金券ショップの2社は、シート(切り離していない1枚の紙)とバラ(1枚ずつの切手)を分けて値を付けます。チケットレンジャーは、1枚でも切り離すとバラになると定めています。
絵柄が普通切手の絵柄でも、1枚または複数枚が切り離されている切手は「バラ切手」となります。
枚数が全部そろっていても淵が切り離されているなど加工されているシートは「バラ切手」となります。
アクセスチケットは、周りの余白で分けています。
耳(周りの余白)が残っていればシート扱いになります。
バラの切手は、同じ額面を台紙に貼ると別の区分になります。
同じ額面のバラ切手を、A3の郵便局指定用紙に25枚もしくは50枚貼り付けていただくと「台紙貼り切手」として高価買取が可能です。
郵送で売るときの仕分けは、業者で逆でした。アクセスチケットは、額面ごとに袋を分けないと送り返すとしています。
異なる額面の切手を混合したまま発送された場合、返送させて頂きますのでご了承ください。
バイセルは、売る前に分けたほうがよいかという質問に、こう答えています。
いいえ、仕分けせずそのままの状態で構いません。
額面と買取率の扱い
寄付金付きの切手(額面が「50+10」のような形のもの)は、アクセスチケットでは寄付金の部分を数えません。
買取額を計算するに際しては寄付金部分を除いた金額が対象となりますので、予めご了承下さい。
率は、店に持ち込むか郵送かでも変わります。
各金券の買取価格は弊社保有在庫枚数および各金券の有効期限などによって日々変動いたしております。
郵送買取での切手買取レート一覧表です。店舗へのお持込(店頭買取)の場合、各店舗の切手買取価格が適用されます。
金券ショップ2社の一覧に出ていた普通切手の率は、この日どれも100%を下回っていました。バイセルは、普通切手と珍しい切手で見方を分けています。
普通切手は額面に対する市場の評価基準に基づき算出されますが、プレミア価値がつく可能性のある切手は、専門知識を持つ査定員がいる買取店での査定を推奨します。
送料と、売らなかったときの返送料
| 業者 | 送るときの送料 | 返してもらうとき |
|---|---|---|
| アクセスチケット | 30万円以上で業者 | 買取できない品は売る側 |
| チケットレンジャー | 見つからなかった | 見つからなかった |
| バイセル | 宅配キットで無料 | 着払い(売る側) |
アクセスチケットの買取方法のページはこうです。
送料は買取総額30万円以上の場合、レターパック600実費(600円)を弊社が負担いたします。
※買取できない商品の返送料はお客様ご負担となります。
※お振込手数料はお客様ご負担となり買取金額より差し引かせていただきます。(各種金融機関一律100円)
同じページによると、30万円以上ならレターパック以外で送っても業者が持つのは600円までです。受領印の押せない送り方(普通郵便やレターパックライトなど)で送ると、着払いで送り返されます。30万円に届かないときの送料を業者が持つという定めは、このページにはありませんでした。
バイセルの宅配は、送るときの費用はかかりませんが、返してもらうときは売る側の負担です。
査定結果にご納得いただけなかった場合、お品物は着払い(お客様負担)での返送となります。
チケットレンジャーの郵送は、見積りと査定の結果がずれたときの扱いに注意が要ります。ずれの幅を決めて申し込み、それを超えたときに返事をしないと、承諾したことになります。
(※)『ご承諾待ち』となった場合、ご連絡から72時間過ぎてご連絡がない場合には『ご承諾』とみなし、ご支払い準備に移らせていただきます。
宅配で送ったあとのキャンセルの決まりは、宅配買取のキャンセルと返送料で8社を比べています。
本人確認は、法律の線より業者の線が広い
古物商は、買い取るときに相手の本人確認をします。ただし、代金の合計が決められた金額に届かない取引は外れます。その金額は、古物営業法施行規則16条1項が決めています。
法第十五条第二項第一号の国家公安委員会規則で定める金額は、一万円とする。
1万円未満でも確認が要る品物は施行規則16条2項に並んでいて、本やゲームソフトなどが入っていますが、切手は入っていません。法律の上では、切手だけを1万円未満で売るなら本人確認の義務はかからないことになります。
それでも、業者の多くは自分の決まりで確認をしています。
郵送買取の場合、買取総額1万円未満であっても、身分証明は必要となります。
弊社では、サービスの内容や金額に関わらず、査定業務・買取業務いずれをご利用のお客様にもすべて本人確認書類のご提示をお願いしております。
なおホワイト会員のままでは郵送買取をご利用できないため、ゴールド会員の昇格が必要です。
少ない枚数でも、身分証は用意しておくと手間が減ります。使える書類と、宅配での確かめ方は買取の本人確認と身分証にあります。
交換と売却、どちらが合うか
切手をどうするか決める前に
- 自分で郵便に使うなら、郵便局の交換。額面のぶんが残り、手数料は1枚6円(100枚以上は13円)
- 現金が要るなら、古物商の許可番号を一覧で確かめた業者に売る
- シートは切り離さない。バラは額面ごとに分けるか、そのままでよいかを業者に合わせる
- 郵送・宅配の送料と、売らなかったときの返送料を誰が払うか
- 少ない枚数でも身分証を用意する
汚れや破れのある切手は、郵便局では交換できません。業者でも、バイセルは著しく破れた切手や額面の読めない切手を買い取らないとしていて、状態で扱いが変わるのは同じです。
業者を家に呼んで切手を売った場合は、訪問購入に当たり、あとから取り消せることがあります。取り消せる期間と外れる場合は買取のクーリング・オフにまとめています。
この記事で確かめたこと
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